残り2ヶ月ラストスパート


家庭教師からのアドバイス パート1

中学受験まで残り2ヵ月となりました。
今すべきことを、しっかり確認していきましょう!

中学受験まであと2ヶ月という時期になると、いよいよラストスパートという思いが強くなります。でも、ラストスパートという意味をはき違えていませんか?
マラソンなら最後の力を振り絞って…ということですが、受験勉強でのラストスパートとは、これまで走ってきた道に落とし物をしていないかを確認し、試験本番で全力疾走できるようにしておくことです。つまり、最後の見直しの時期です。

これまで「なんだ、こうやって解けばいいんだ」「あっそうか、うっかり忘れていた」「この表をまとめて覚えておけばいい」など、「~すればよかった」と後悔したままほったらかしの部分があると思います。このようなところを、問題集、模擬テストから洗い出し、もう一度解き直すという勉強を必ずしてください。

私は毎年試験の結果を分析しています。すると、難しい問題ができなくて落ちたという人はほとんどいません、逆に、標準的な問題でミスをして落ちたという人はたくさんいます。つまり、標準問題をじっくり復習し、「確実に解ける」というパターンを増やしていくことが大切なのです。とはいうものの、入試の過去問を解いていると、どうしても難しい問題が気になってしまいます。もちろん、難しい問題が解けて逆転ホームランという生徒もわずかながらいますが。受験勉強のラストスパートにホームランを打つ(難問を解く)練習は感心できません。
大まかなスケジュールは次のようになります。

(1)受験まで1か月以上あるとき、がむしゃらに教科書、参考書を読みまくってください。
問題集、過去問を解きまくってください。

(2)受験まで1か月になったとき、これまで述べたように、復習に専念してください。

復習に成功するポイントは、
<1>復習は合格への最短距離である、

<2>復習は楽しくない、

<3>復習の自己採点は厳しくの3つを自覚することです。

特に<2>は覚悟しておかないと挫折します。復習はいわば、自分へのダメ出しという作業になるのでへこたれやすいものですから。また<3>が甘いと本番で必ずミスをします。
中学校入試を受験する子どもたちの中には、12月に入ると、いよいよ入試が近づいてきたことを実感する人も多いでしょう。志望校合格へ向けて、ラストスパートに余念がない時期だと思いますが、一方で焦りや不安も大きくなっているのではないでしょうか。

不安を打ち消すための対策は2つあります。
まず勉強面では、直前になって新しいことに取り組み得点アップを狙うよりも、獲得できる得点を確実に取るようにする勉強方法を心がけてください(満点をとらなくても、7割とれば合格できるのだから難問の2つ3つは捨てたとしても、易しい問題を時間をかけて正解すれば十分合格できます)。具体的には、直近のテストでケアレスミスした問題を集めたスクラップ帳や、苦手分野のやさしい問題だけを集めた問題集などを作って、集中的に取り組むのです。算数の計算問題は2割程度の配点になっている学校が多いです。計算問題を全問正解するために、毎日10分間か20分間、学校の休憩時間などを利用して入試前日まで計算練習をしましょう。

年末・年始は、クリスマス、大みそか、お正月とイベントが続き、子どもの気持ちもつい浮き立ってしまいます。雰囲気につられて、2日~3日でも勉強のリズムを崩してしまうと、取り戻すのに何日もかかってしまうので注意が必要です。
受験まで1週間を切ったら、子どものやる気は満ちあふれていますが、その割には集中力が続きません。家庭での勉強時間を減らし、小刻みに時間設定をしている塾を利用するのがよいでしょう。規則正しい勉強のリズムを崩さないことが大切です。これまで取り組んできた努力を、子ども自身が再確認できるようにする。
もうひとつの精神面では、これまで長い期間、中学受験に取り組んできた努力を、子ども自身が再確認できるようにすることです。成績が良かった模試の結果を勉強机の前にはったり、今までに受けたテストや解いた問題集を見える場所に置いたりすると、「これだけ勉強した」という自信になります。
受験が近づくほど、子どもの成績のちょっとした変動で親御さんも一喜一憂してしまいがちです。でも、受験会場で闘うのは子どもです。親御さんはあくまでも冷静に、客観的なスタンスを崩さないことが大切です。
もちろん、入試直前になっても、親御さんの目から見ると「理想の学習状況とは程遠い」と感じることもあるでしょう。それでも、子どもにその気持ちを伝えてはいけません。理想の5割もできていたらよしとするくらいが適当です。子どもからアドバイスを求められたら、常に前向きに導いてあげましょう。

また、小学生は心理面の経験値があまりないため、入試直前にそれまでに味わったことのない不安や焦りを感じ、パニックになる子もいます。テスト中に消しゴムを落としたことを試験監督に言えず、時間をロスしてしまうなど、予想もつかないことが起こり得るのも中学受験です。
保護者は、先輩の成功例はもちろん、失敗例も踏まえつつ、入試本番に備えられる言葉がけをしてあげてください。また、本番に近い状態を経験させるために外部の模試を体験させたり、「不安を感じたら深呼吸する」などの対処法を教えたりすることも重要です。

「中学受験合格=子どもの頑張り」ではないのです!
もちろん、頑張らなければ中学受験合格は出来ません。ただ重要なのは、「とにかく頑張れ!」ではなく「どう頑張るか」なのです。
これまでの私の家庭教師経験と実績から
「中学受験の頑張り方」さえ間違わなければ、中学受験は「2ヶ月で十分間に合います!」
(ただし、志望校が偏差値60以下中堅校の場合に限ります。)




【合否を分ける3つのポイント】

【ポイント1:中学受験はチーム戦】
(子ども一人で頑張るものではありません!)

サッカーワールドカップで「なでしこジャパン」が優勝を獲得したのは、まだ記憶に新しいかと思います。では世界一になれたのは、彼女達が他のチームより何倍も努力をしたからでしょうか?
映像解析、運動生理学、戦略分析、筋力トレーニング、コンディショニングなど、専門スタッフが、彼女達を支えました。 トレーニングの軸が「根性」から「科学」へと変化した事で、本人達に自分の課題を気づかせたり、選手独自のトレーニングやコンディションづくりが行われたそうです。
もちろん個人の才能や、人一倍の努力が前提としてありますが、
それ以上に「チームの総合力」こそ、ワールドカップ優勝の勝因でしょう。
中学受験でも同じことが言えます。それは

  • 科学的な分析とは、
    模試の結果の分析・過去問・公開テストの分析等
  • 独自のトレーニング法とはお子さんに合わせたカリキュラム

を意味します。

限られた時間で結果を出さなければならない場合、普通のカリキュラムでは無駄が多すぎます。塾のカリュキラムには無駄な時間がありますのでどこで削除するか。
「その子に合わせた頑張り方」に基づいて頑張るからこそ、結果を出せるのです。
(具体的な「頑張り方」についてはこの後の「ポイント2・ポイント3」で詳しくお話します。)
「頑張れ!」と応援するだけでは、ただの観客です。 お子さん一人に頑張らせるのではなく、お母さんやお父さん、塾や家庭教師、それぞれのスタッフ(家庭教師)が、各自の役をしっかり理解してサポートする「チーム体制」こそ、合格への第一歩です。



【ポイント2:「何が解けたか」ではなく「何を間違えたのか」】

中学受験では苦手を無くしミスを無くす事こそ、合格への一番の近道だと言えるでしょう。
その「苦手」を探す一番の手掛かりとなるのが、「模試」と「過去問」です。
これが二つ目のポイント。
どの塾でも模試を行いますが、模試の復習と過去問は、自分でしなければいけません。
貴重な情報源が詰まったデータベースであり、最高のテキストですから使いましょう。
具体的な勉強方法は以下のとおりです。

  • 最低でも2回、出来れば3回解く。
    (模試を受けたその日に、家でもう一度全部解く。そして返却されたら。間違えている箇所だけもう一回解く。)時間があれば過去問もする。
  • 間違いを「ミス」と「理解不足」に分別する。
    (復習するのは「理解不足」が原因で解けなかった問題のみ。)
  • 「苦手な単元や能力(暗記・読解・計算能力など個々の素質)」を細かく把握

後はそれを潰すだけ。苦手を潰す第一歩は、「苦手」をより正確に、より細かく把握する事です。算数が苦手だから、他の教科の2倍勉強する!これではもっと算数を嫌いにしてしまうだけです。過去問から必要な単元(毎年出題されている問題を中心に)苦手を潰す事です。



【ポイント3:全体練習と個人練習(塾の活かし方)】

塾についてお話したいと思います。
(現在塾に通っていないご家庭や、塾での成績が順調な方は読み飛ばして下さい。)
多くの家庭教師派遣会社(家庭教師センター)は塾を否定しますが私はそうは思いません。
塾は非常に有効です。
専門家によって作られたテキストと、データや実績を基にしたカリキュラムによって、効率的に受験範囲を学習出来るからです。しかし秋以降の勉強では、効率が悪くなる場合があるので注意して下さい。既に理解している単元を何度も勉強させたり、しっかり理解していない苦手な単元を、まとめや復習で終わらせてしまうからです。

秋からの塾は「通う」のではなく「活かす」
これが最後のポイントです。

塾のカリキュラムは全体練習。基礎体力の向上には大きな効果を発揮しますが、苦手の克服には無駄が多い事も否めません。長時間、塾に居たからでは成績は上がりません。
「塾の滞在時間が多く宿題も多いから時間がない」と言わない、カットできるものはカットする、時間がないのではなく時間を作るのです。必要以上に塾に時間を費やしないこと。
合格を左右するのは自主トレ、つまり家に帰ってから何を勉強するかにかかっています。
模試や志望校対策など、「塾でしか出来ない勉強」と、
苦手な単元を徹底的にやり直す「家でしか出来ない勉強」を使い分けましょう。

冬休みの有効な使い方として今から実行してください。

合格の近道はありません。でもチャンスはあります。




中央受験センター
一部同業他社のブログコメントを引用しています あしからずお願いします。


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